パターン①:一問一答(チャット感覚)
Q. ブロックチェーンにおける「タイムスタンプ」とは?
A. 各ブロックが”いつ作られたか”を示す時刻情報。
(ビットコインではブロックヘッダーの nTime に記録され、UNIX Time(ユニックス・タイム)=1970年1月1日00:00:00 UTC(協定世界時)からの経過秒数で表されます)
パターン②:丁寧な解説(勉強パート)
タイムスタンプとは?
あるブロックが生成(採掘/提案)された大まかな時刻を記録するフィールド。 ビットコインではブロックヘッダー内に UNIX Time(ユニックス・タイム) の秒数として記録されます。
何に使われる?(重要度順)
目的 | 具体例・ポイント |
難易度調整 | 過去 2016 ブロック の経過時間を計算し、目標の「約10分間隔」を維持するため 難易度を自動調整(極端な変化を避けるため、1回の調整幅は4倍まで) |
タイムロック系機能の判定 | 取引の nLockTime や CLTV(OP_CHECKLOCKTIMEVERIFY) などの「○○時以降に有効」を判断する基準(正確には MTP:直近11ブロックの時刻の中央値を参照) |
時間の一貫性チェック | 極端に過去・未来の時刻を持つブロックを拒否してネットワークの健全性を保つ |
粗い時系列把握 | チェーン上の出来事のおおよその時間感覚を知る手がかり(厳密な順序決定はブロックの高さと累積PoWで行う) |
重要ポイント:「どのブロックが先か」を正確に決めるのはタイムスタンプではなく、チェーン構造(ブロック高)と累積作業証明(PoW) です。タイムスタンプは補助的な情報として使われます。
注意点(よくある誤解を避けるために)
完全に正確な”時計”ではない
- マイナーやノードごとに時刻が多少ズレる可能性があります
- あくまで「おおよその時刻」として扱われます
ビットコインでの受理条件
- 過去制約:ブロック時刻は 直近11ブロックの時刻中央値(MTP)より後 でなければならない
- 未来制約:ノードの ネットワーク調整時刻 + 約2時間以内 でなければならない
わずかな操作余地について
- 許容範囲内で時刻を調整し、難易度調整にわずかに影響を与える試みは理論上可能
- ただし、ルールによって極端な改ざんは無効とされます
チェーン選択には使われない
- 正統なチェーンを決めるのは 累積難易度(累積作業量)
- タイムスタンプで「過去の取引を無効化」などはできません
用語解説
- UNIX Time:1970年1月1日00:00:00 UTCからの経過秒数で時刻を表す方式
- MTP(Median Time Past):直近11ブロックの時刻の中央値。タイムロック判定などで使用
- nLockTime:取引が有効になる最早時刻を指定する機能
- CLTV:スクリプト内で時刻条件を指定できるオペコード
コメント